晴朗なれど波高し

日露戦争で、
ロシアのバルチック艦隊と日本海で開戦した朝
戦略担当の秋山真之(さねゆき)は、
その時の天候をそう表現した。
『晴朗なれど波高し』

「天気は快晴。見渡し良好。
波は高い。これは砲撃訓練を繰り返し行ってきた我々に分(ぶ)がある」
そう表現したものらしい。
昨夜、「坂の上の雲」が終わった。
年末のこの3年間、心を熱くしてくれた。
あの時、日本が負けていたら、
日本はロシアの植民地になっていた。
もしかすると僕らはこうやって、
今、日本語を使っていなかったかもしれない。
話す言葉も書く文字も。
日本の文化、伝統はなくなっていたかもしれない。
歌舞伎に茶道、和の精神。
あの時、日本を守るために命を懸けた人々がいた。
僕は3年前、ホント偶然に「坂の上の雲」の本を
読まざるを得ないような状況が現れた。
http://samadhi.miyachan.cc/e125686.html
時を同じくして、この壮大なドラマがNHKで放映され始めた。
僕はホント良かったと思った。
日露戦争の本質を知れて。
教科書で習った表面的な歴史で終わらず。
もっとも近年起こった太平洋戦争とは、全く状況が異なり、
日本人の心も全く違っていた。
著作の司馬遼太郎さんは、10年という歳月をかけ、
この大作を書き上げたらしい。

命を懸けて、生きてきた人がいる。
その人々のお陰で、
僕らは、この日本で幸せに平和に生きている。
この年末、いつもそんな気持ちにしてくれてました。
素晴らしい本でした。
素晴らしいドラマでした。
ありがとう。

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